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株式投資が最強なワケ。歴史が物語る、株式だけに備わる収益構造とは?

投資する際に知っておいたほうがいい事実として、資産自体がもつ収益構造が大幅に違うということがあります。
もう結構前の話なんだけれど、これを知る前と後でボクの行動は大きく変わりました。
もし知ってたらFXなんてやらなかったかもなぁ…


この200年、株式だけが一貫して稼ぎ続けていた

株式投資 実質トータルリターン指数(p195 図12-1より)

上の図は過去200年間のインフレ調整後のトータルリターンの推移を表したグラフ。

で、この図を見ると真っ先に目につくのが、株式が飛び抜けて効率よく利益を稼ぎ続けているということです。
平均回帰すると年率6.5~7%という脅威のペース。
このペースは10年で約2倍になる速さです。
図だと1801年に投下した1ドルが2001年には59万ドルに化けるっていうね…。
ほんとヤバイ。

そして面白いのが株式のパフォーマンスに対して、安全資産と言われる金のパフォーマンスは200年経ってもほとんど変わっていないことや、ドルに至ってはむしろ凄い勢いで減っちゃってること。
国債もなかなか頑張っているけれども、株式には全然及ばない。
結果として株式だけが一貫して稼ぎ続けているんです。
そしてこの現象はアメリカに限った話でなくて、世界的な現象だというのがまた驚きなポイントです。
まぁアメリカの7%って数字までは行かないんだけどね。

何故こんなことが起きるのか?

本書の中ではインフレと株式のリスクプレミアムを主な原因に挙げています。
インフレってのはほんとそうですよね。
200年で1ドルが7セントまで下落しちゃってることからも納得ですよ…。
確かに政府には通貨を発行する権利が事実上存在するし、同時に「借金を帳消ししたいという欲望」も歴史的に常に存在してましたから。
「戦争や何か大きな経済的トラブルのたびにインフレしていった」ってところでしょうかね。
直近だとリーマンショックの時なんかもそうですしね〜。

他にも、株式だけが会社という価値を生産し続ける意味を持っている(正確には実質的な資産の所有権)とも書かれています。
これには「なるほど…」と納得しちゃいました。
バフェットが株式ばかり手がけるのもこれが理由なんでしょうね。

まぁ何にせよこのような事実があるってことは、株式をやらない人でも覚えておいたほうが良いと思う。


出典は株式投資の未来という本

今回紹介したグラフは本書p195からの引用です。

著者はジェレミー・シーゲル氏で、アメリカのペンシルベニア大学の教授です。
CNNのコメンテーターやウォールストリートジャーナルのコラムを書くほどの有名な先生の模様。

この本には今読んでも有用性の高い情報がかなり多いです。
ただ1番グサッと刺さったのが今回の話だったということです。

例えば配当に関する話なんかは、当初は成長株投資をメインにしていて配当は全く考慮してなかっただけに、もう目から鱗状態でした。
他にも2005年の時点で高齢化社会で起こることがかなり正確にまとめられていたりと、「もっと早く読んでたらな…」と悔しく思うことも多々。
とはいえ過ぎ去ってしまったものは仕方ない。
次の波にはフルで乗れるように、しっかり準備しよう。

今後はどうなる?

グラフを見て分かるように、この調査は2001年までです。
その後どうなったのかについて正確なデータはわからないのだけれど、上で述べたリーマンショックの話の通り米国は金融緩和で劇的なV字復活を遂げているため、現在も順調に推移していることになります。

こうなると今後も有効である可能性は高いでしょうね。
もはや株式最強伝説と言っていいようなレベル。

P.S.

個人的には仮想通貨にもかなり期待してるんです。
仮想通貨って通貨ってよりも、ITシステムとしての性質のほうが色濃く残る気がするんです。
そうなると「仮想通貨は株式と通貨のどっちに近いか?」と言えば、圧倒的に株式じゃないかなーってずっと思ってるんですよ。
まぁこれに関してはSECがブーブー言ってるんで、どうなるのかは後になってみないと分かりませんね。