ウォール街

ネット証券の超主観的レビュー。主要各社の特徴をカンタンにまとめてみた。

「株を買おう!」と思い立っても、口座がないと始まらない。
証券会社はネット証券に絞っても意外とたくさん存在するので、迷う人は多いですよね。
僕もこれを書くにあたって、初めて知ったこともあるくらいですから。

今回は友人に相談されたことに対する回答を兼ねて、ネット証券各社に対しての推しポイントを簡単にまとめてみました。
「色々なサイトを見てきたけれど、決め手がわからん」という人には、もしかしたら丁度いい内容だったりするかもしれません。
結果として全然推せてない証券会社が幾つかありますが、ご了承ください。


SBI証券

ネット証券としての業界首位を独走中なのがSBI証券。
手数料が安く、 海外投資にも手広く対応しているなど、全体的に優等生的な証券会社。
際立ってダメなところは思い浮かばない。
HYPER SBIというトレードソフトも優秀ですし。

新規上場株(IPO)を狙うならSBI一択

SBI証券はIPOの幹事会社でもあって、結構な数の銘柄を毎年上場させています。
(ネット証券としては間違いなくNo.1でしょう。)

一般的にIPOの抽選は主幹事を務める証券会社で申し込むほど当たりやすい仕組みになっているため、SBI証券はIPO狙いの場合にも非常に優秀な選択肢となります。
他にIPO向けの証券会社を挙げるとすると、野村證券や大和証券といった窓口業務をメインとした証券会社がほとんどなため、SBI証券は結構異色な存在だったりします。

外国株で使用する、為替手数料を最高に安くできる

一般的に外国株を買い付けるには外貨を用意する必要があります。
米ドルの場合、そのための調達コストとして25銭取られてしまうのですが、FX口座を通すことでは0.5銭にまで圧縮することができるのです。
1ドル100円として1万ドルを用意する場合、その差は2450円になるほど。
外国株投資をメインにする人にとっては、この金額はジワジワと効いてくるので考える価値は十分あります。

楽天証券

SBIに並ぶネット証券の一角。
ここもSBI証券同様に優等生的なタイプで、手数料の安さや海外投資への対応など、マルチで使いやすい。
手数料に関してはほぼSBI証券と同等の設定なので、比較するなら手数料以外になるでしょう。

トレードソフトが優秀

特に専用ソフトのマーケットスピードはWindowsだけでなくMacにも対応している点が◎。
他社でMac向けのソフトは出ていないので、Macユーザーには非常に心強い証券会社のはず。

そして今月中旬にはWindows向けに『マーケットスピード2』が登場する予定となっている。
現行のマーケットスピードは古臭いビジュアルと使いにくい操作感でSBIとは比べられないモノなのだが、Mac版のようなキレイめなUIと操作感へ大きく刷新される、というのだ。
さらに、アイスバーグ注文やスナイパー注文といった、これまで大資本にのみ可能とされていたアルゴトレードですが、その一部が個人投資家でも使用可能になるわけです。
今後はWindowsユーザーにとっても非常に使いやすいトレードソフトになるでしょう。

グループ内サービス連携が便利

楽天グループの証券会社ということで、グループ内のサービス連携が強く押し出されている。

  • 取引手数料の一部が楽天スーパーポイントで還元される
  • 楽天スーパーポイントで投資信託が買える
  • 楽天カードのポイント率が1%上がる
  • 楽天銀行と紐付けすると、普通預金金利が0.1%になる
  • などなど。

楽天のサービスを日常的に使用しているユーザーには利便性が高い証券会社ですね。

大口優遇ユーザーの条件が一番ゆるい

大口優遇ユーザーになると取引手数料が0円になります。
他社でも同様の制度が用意されているのですが、今のところ楽天が圧倒的にイージー。
以下、楽天の条件一覧です。
このうちどれか1つでも達成すれば、3ヶ月間大口優遇が受けられるようになります。

  • まいにち判定
    • 信用取引で
      • 本日の新規建約定金額の合計が5,000万円以上
      • 1ヶ月の新規建約定金額の合計が5億円以上
      • 本日15:30時点の信用建玉残高が5,000万円以上
  • まいつき判定
    • 貸株の1ヶ月の平均残高が5,000万円以上
    • 投資信託の1ヶ月の平均残高が5,000万円以上

カブドットコム証券

現物手数料はかなり高めの設定。
がしかし、信用取引手数料に関しては、1日の取引金額が300万円を超えてくると業界トップクラスの安さに。
信用取引メインの人には非常に使える証券会社ですね。

トレードソフトのkabu STATION

ここの目玉はトレードソフト。
自社制作にこだわっているだけあって、他社にないようなユニークな機能が盛り沢山です。
特に、SNSを解析して作るソーシャルモメンタムやリアルタイム株価予測、リアルタイム消費財トレンドといったビッグデータを解析して作られる情報は他社のトレードソフトではまず見られません。
また、過去のランキングデータを見ることができたりするんで、ちょっと復習する際にも重宝します。
こういった機能を求めて口座を開く人がいるそうな。

システムトレード向けのトレード用APIを提供している

完全に自由度の高いシステムを作ろうとすると、どうしてもAPIを使う必要が出てきます。
現在のところ、このためのトレード用APIを提供しているのはカブドットコム証券以外に存在しないため、APIを求めれば必然的にここに落ち着くことになります。
以前に調べた時は法人口座以外では申し込みができなかった気がするんですが、どうやら個人口座でも使えるようにする方法ができたっぽいですね。

マネックス証券

ここも取引手数料は結構高めの設定となっていて、手数料的に頻繁にトレードする人には不向き。

アメリカ株には最高の投資環境か

アメリカ株に関しては業界内でも異色の力の入れ様で、取扱銘柄数が約3000社以上となっている。
これは楽天やSBIの2倍以上の規模です。

そして最大のポイントが、希望の銘柄が取扱銘柄になければ要望を出すことができるようになっている点。
そのためIPO後の銘柄もリスト入りしていることがあるなど、他社よりも選択肢が圧倒的に多い。
アメリカ株でマイナーな銘柄にも投資していきたい人にとっては、かなりオススメな証券会社となるでしょう。

システムトレードにも使えるトレードステーション

日本株でトレードステーションというトレードソフトが使えます。
このソフトの何がシステムトレードにイイのかというと、EasyLanguageという専用言語を用いればトレード用のシステムを構築することが可能なのです。
言うなれば、株式版MT4的な存在ですね。
正直、フルスクラッチでシステムを作っていくのはかなり骨が折れる作業になるので、これをベースにするのは全然アリな気がする。

松井証券

なにかと新しいサービスを展開してくれる証券会社です。
今ではSBIや楽天も扱うようになった一日信用取引ですが、松井証券がはじめて世に出したサービスだったりします。

特徴を挙げるとすれば、全体を通してシンプルさを重視しているという点でしょうか。
例えば取引手数料に関しては、信用取引と現物取引の約定金額の合計額に応じて手数料が決定される仕組みだけが存在しています。
この分かりやすい仕組みや100年という長い歴史、そして対応の良いサポートセンターの存在などで、初心者や高齢の方に人気があるようです。

GMOクリック証券

取引手数料が業界最安で、とにもかくにも『手数料の安さ』を全面に押し出している。
かなり強気な手数料設定なためか、これ以外には特別目立ったポイントはない印象。
トレードでは手数料が結構重要な要素になるので、これを最重要と位置づける人にとっては有用性が非常に高い証券会社でしょう。
また、もしFXやCFDをやる予定があるのならば、口座間の資金移動がかなり楽になるのでオススメ。

「発注だけはGMO」っていう人も結構いると思う。

一日信用取引が使えるのは3社だけ

デイトレーダーにはおなじみの一日信用取引ですが、これが使えるのはSBI、楽天、松井の3社だけです。
これら以外の証券会社ではできないので注意しよう。

僕の考えるタイプ別おすすめ証券会社

すごく大雑把に個人的に推せるポイントをまとめてみました。
以上をまとめると、次のような感じになるのかな。

  • 初心者→SBI、楽天、(松井)
  • トレードソフト→カブドットコム、 楽天、SBI
  • Mac→楽天
  • 手数料最安→GMO、楽天大口優遇、カブドットコム
  • 一日信用取引→SBI、楽天、松井
  • シストレ→マネックス、カブドットコム
  • 外国株→SBI、マネックス、(楽天)

多くの投資家は1つの証券会社に絞るというよりかは、何社か組み合わせて使う場合が多いと思います。
とはいえ初心者の場合は1つに限定したほうが把握しやすいと思うんで仕方ないでしょう。
ある程度慣れたら、自分の使い方に合った最適な組み合わせを考えてみるのをオススメします。

おしまい

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