ロードバイク ドロップハンドル

はじめてロードバイクを買う前に知っておきたいこと

多くの人はまずは10万前後のエントリー車を買ってしまうと思う。
僕はミニベロロードという更に外れた所からこの趣味へと入ってきたのだけど、まぁ車体の構成的には似たようなモノでした。
そしてこの手の安いロードバイクによくある特徴にガッチリ引っかかってます。
(´・ω・`)ホントマイッタ

今回はロードバイクのエントリークラスを買う人が知っておいた方が良いかなーと思ったことを書きました。


ロードバイクを構成するもの

ロードバイクの構成するものはだいたい以下のように分けられます。

  • フレーム
  • コンポーネント
  • タイヤ・ホイール
  • その他(シートポストやサドル、ハンドル、ペダルなど)

以降、上から順にその特徴をまとめていくよ。

フレーム

高いロードバイクほどフレームは軽く、品質レベルも高いです。
形状自体が大きく異なってることもあります。

重量に関しては、カーボン > アルミ > クロモリの順に重くなります。
そして、その軽さからフレームメーカーの多くでフラグシップモデル=カーボンフレームということになっていて、カーボン以外の選択肢はほとんどないような印象。
(頑張って探せばあるのか?)
また、カーボンフレームは壊れやすいという話もあるのだけど、高価格帯のフレームになると話は変わってきて普通に10年持つものもあるんだとか。
でもカーボンならではの特性はそれほど変わらないっぽいんで、太陽光にあまり当てないようにするなど、取り扱いには注意が必要と思われる。

下位モデルに多いアルミとクロモリでは、アルミの方が軽く、同時に硬い素材ということで踏み込んだ時のエネルギーがロスしにくいことから、アルミのほうが速くて好きだという人も多い。
ただ、その硬さは振動を強くし、その振動は疲れに直結する要素なので、長距離を走ることがメインになる場合は多少重くてもクロモリの方が良かったりするんだとか。


コンポーネント

コンポーネントとは、いわゆる変速に関わる機械の部分のこと。
日本ではシマノ製品がメジャーなので、この記事ではシマノに限定して説明します。

コンポーネントにもグレードが存在していて、上位のものになるほど、操作性・軽さ・剛性・耐久性といった利点があります。
コンポーネントに関しては、コストを無視すれば、確実に上位グレードのものほど良いということになります。
カーボンフレームのようなデメリットはなさそうです。
ただコンポーネント自体には速度に直結する差はあまりありません。
速いかどうかを決めるのは間違いなく『脚力』とのこと。

で、コンポーネントの違いを表にすると↓のようになる。

グレードリア変速重量価格
Dura-Ace (デュラエース)111,950g¥206,568
Ultegra (アルテグラ)112,313g¥97,837
105 (イチマルゴ)112,438g¥60,572
Tiagra (ティアグラ)102,714g¥53,696
Sora (ソラ)9¥30,000前後
Claris (クラリス)8¥24,000前後

よく「コンポは105以上」というフレーズが出てくるのは、105以上から11変速に統一されていて、グレード間のパーツの互換性が保証されているから。
逆に言うと、105未満のグレードでは、異なるグレード間でのパーツの互換性が保証されておらず、例えばクラリスならクラリスで統一しないといけない、ということになってる。
これは「コンポーネントのアップグレードのしやすさ」という面で大きな差を生み出します。

例えば、エントリークラスについてるコンポーネントはほとんどがクラリスかソラなんだけど、ある程度ロードバイクに乗れてくるとアップグレードしたくなる欲求に駆られます。
その理由は変速の操作性があまり良くないから。
コンポには軽さとか剛性とか色々違いがあると書いたけれど、多くの人がコンポをアップグレードしようと思う最初の動機は変速時の操作性(快適さ)にあると僕は思います。
特にフロントギアの変速には大きな差があって、クラリスなんかはかなりレバーを引かないと変わってくれないのに、上位のものだと簡単にスパスパ変わってくれるくらいに違いがある。

こうした105未満のコンポーネントがついているロードバイクの場合、アップグレードするには総取っ替えするしか方法がないということになります。
そしてその場合、ムダにお金が掛かってしまうということになるため、「105以上を買おう」というアドバイスがネットには溢れているんですね。

タイヤ・ホイール

タイヤはサイズが大きいほど、そして太いほど、安定性やグリップ性能が増します。
逆に細くなるほど、接地面積が減り路面との摩擦抵抗が減るため、速度が出しやすくなる。
また、タイヤが軽いほど速くなるため、軽量化での優先度はコスパを考えると他のパーツよりも高い。

ミニベロのようなタイヤのサイズが小さい自転車に関しては、トルクがかかりやすいため乗り出しはとても良い。
ただ、速度維持が通常サイズのロードと比べるとずっと難しく、長距離走行には向かないというデメリットも。
その上、路面の凸凹に敏感で安定性の面でも劣っているため、速度の乗った下り坂を普通のロードバイク同様に乗ろうとするとヒヤッとすることも。
下り坂には特に注意したい。

その他のパーツ

エントリークラスの自転車になると、コストを抑えるために色々な部位に安物が使われます。

「クランクセットやブレーキがシマノ製じゃない」というロードバイクが多く存在するのはこうした理由からです。
実際に僕のミニベロロードには良くわからないメーカーのクランクがついていたし、ブレーキもエントリークラス御用達のテクトロ製でした。
ブレーキに関しては速度を出し過ぎなければいい話なんですが、クランクはちょっとヤバかったです。
というのも、あまりに剛性が低くて、簡単に歪んでしまったため、結局半年持たずにクラリスのクランクセットに自力で交換することに。
グレードは最低のクラリスですけど、性能は段違いでした。

コンポーネントに関してですらこのような有様なので、もしかしたら他の細かなパーツについても安物が使わてるのかもしれません。
サドルやペダルといった部分だったら、どの道交換しないと話にならなかったりするんで別に良かったんだけど、クランクはなぁ・・・。

エントリークラスは乗り潰す気持ちで買ったほうが気持ち的に圧倒的に楽!

こうして見ていくと、エントリークラスの定義ってのは、「コンポが105未満」なロードバイクになると思います。

そしてエントリークラスを買う場合は、様々なところで安物が使われている可能性が高いことから、「コンポのアップグレードは考えずに、乗り潰すことや売却を前提に購入したほうが良い」という結論に達しました。

仮に同じ素材のフレームであっても、高級品についてるものとエントリークラスのものとでは、フレームの形状・工法・精度・成分などなど、様々な面で違ってきます。
また、アップグレードを自分でできない場合にはそれなりの工賃がプラスで掛かってしまうんで、結果的に買い直した方が安いということになりかねない。

そのため、エントリークラスのものを買う場合は最安ラインのクラリス完成車を買ったほうが、なんだかんだ正解のように思える訳です。
つまり「コンポーネントがクラリスのものを、ロードバイクに自分がハマるかどうかを見極めるためだけに買いましょう」ってことです。
もしハマるのであれば、遅かれ早かれ殆どの人はアップグレードしたくなるものなので、ティアグラとかソラといった中途半端なコンポがついてるロードバイクより、資金効率的にはずっと良いと思うんで。

加えて、クラリスはその安さから、上位機種と比べると盗難リスクはずっと低い上に、メンテナンスの練習にはちょうどいい素材になったりと、結構使い勝手も良かったりします。
間違って壊しちゃっても、該当部分を簡単に新品と交換できるってのは初心者的にはかなりのメリットじゃないですか!
というか、そういう風に思うしかないのだが!!!


なお、最初からやる気満々な人については、迷わずコンポが105以上の完成車を買おうな!
だいたい20万くらいから。
型落ちモデルを狙えばもっと安く買えるはず。

おしまい

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