ロボットがいる未来

AI時代を生き残るために長期投資がオススメな理由

AI、このところ増えてきましたね〜。
個人的にAlexaとかGoogleHome見てもサッパリ興味がでないんですけど、やっぱり異常なんでしょうかw

とはいえ街を歩けば正にそのGoogleHomeが山積みになってたり、自動翻訳機なんてのも登場したりと、日々AIの進歩を目撃する今日この頃です。
ですが僕ら投資家あるいはトレーダーがどうしても考えてしまうのは、「今後AIがどう影響してくるのか」じゃないでしょうか。
正直なところ、二年前程までは「AIが普及する前に稼ぐしかない…」と漠然と恐怖の対象として見ていたんですが、最近ではそこまで気にしなくてもいいかなーと思うようになりました。

今回はどうしてAIは脅威じゃないと思うようになったのかについて書いていきます。
AIについても軽く説明しますが、細かいことに興味がなければ飛ばしちゃっていいです。


AIとは何か?

今僕らがAIと認識しているのはディープラーニングという技術が元になったものです。
この技術が注目されるきっかけになったのは、2012年に行われた画像認識技術に関する大会でディープラーニングを利用したチームが大勝利するという事でした。
このディープラーニングは機械学習の一つのジャンルに位置するのですが、その前身はニューラルネットという技術です。
ニューラルネット自体はかなり古くからある技術ということこもあって、これまであまり注目されていませんでした。
しかしこの大会以降、再度注目が集まるようになり、この技術を元にした様々なAIモデルの開発競争が世界中で起きています。

ディープラーニングの特徴は革命的

ディープラーニングの最大の特徴は、データの特徴を自動で学習するというものです。
ディープラーニング以前は、データ内の有用性のありそうな特徴をプログラマーが事前に切り出したものを使用して学習させるのが一般的でした。
なので「どのデータをどう切り出すか」という部分で人間の主観が入りやすかった。
Googleが開発した囲碁のアルファGoが人間の常識にとらわれない指し手を繰り出すようになったのは、こういった背景が理由にあります。

そして何より、一般的な機械学習では起こりやすかった過学習が起きにくいという性質があります。
ディープラーニング以前は、「学習に使用したデータだと高得点を出すけど、実際に使ってみると使い物にならない」ということが起こりやすかったのです。
システムトレーダーが最初にぶち当たる壁はコレですよね。
これが技術的に起こりにくいようにできているっていうんだから革命です。

でも個人的に使ってみると、データに偏りがあったりすると普通に歪みますね。
まぁこれも当然なんでしょう。

それにしてもこの過学習って言葉ですが、「テストでは高得点だけど社会に出ると役に立たない」に非常に似てるのは気のせいですかね?
日本の教育はおもいっきり過学習になってると思うんだけど、そう思いません?

個人でもPythonで簡単に使える

ディープラーニングについてはGoogleやFacebookがオープンソースで開発を進めているため、使おうと思えば個人でも問題なく使えちゃったりします。
中でもKerasというオープンソースのAI用途のライブラリは、導入も比較的簡単で日本語の解説記事も多く使いやすい。
僕はPythonというプログラミング言語を使ってるんですが、この言語はAIや統計といった分野との親和性が非常に高いのが特徴で、優秀なライブラリが無料で手に入る状況です。
プログラムの可読性も高く、かなり使いやすいのでオススメです。
アメリカでは初学者向けの言語としても普及してるくらいなので入門者にもピッタリかと。
何かと便利なPythonちゃんです。

AIによって予想される変化

ITの技術の発展で特に目覚ましい変化といえば、高頻度取引(以下、HFT)に代表されるアルゴリズムトレードの普及でしょう。
HFTによって個人投資家の短期トレードの難易度はかなり高くなってしまいました。
例えて言えば、いきなり見えない敵と戦ってるような状況になった。
この状況下で未だにスキャルピングなどの超短期トレードで利益を上げ続けているトレーダーはかなりのツワモノ。

そして今後AIが普及すると、このアルゴリズムトレードが更に進歩すると予想するのは自然な流れ。
というか既に起きてますよね。
なので短期トレードは今以上に一部の天才達しか生き残れない。
短期トレードの世界はゼロサムゲームなので技術的進歩はまっすぐ難易度の上昇として跳ね返ってくるはずなので。
あまい気持ちで短期トレードに手を出すと大ヤケドすること間違いなしです。


進むべき方向性

この様にマーケットは時間とともに効率化していきます。
投資家やトレーダーはマーケットの非効率な値動きから利益を上げているのが実情です。
なので、だんだん難易度が高くなるのは当然なこと。
レッドオーシャンです。

ただ新しい技術やルールの登場は必ず何かしら新しい歪みを作り出すと思うから、短期投資でもそういった部分に狙いを定めて戦略を練ればなんとかなるかもしれない。

逆に、この短期投資の状況に対して長期投資はやりやすい時代になるんじゃないかと思ってます。
AIによるマーケット行動にはあまり影響を受けないと思うので、難易度的にもそんな変わらないはずってのが現時点での考えです。

こうした状況・背景から考えると、日本ほどAIやロボットが求められている国はないでしょう。
そして、AIを利用することで得する産業は大きな成長をするはずです。
なにより労働力の削減は世界各地で既に起こりはじめています。

GDPという面での日本全体のマネーは人口減少と共に確かに減るかもしれないけれど、高齢社会&AIというテーマに絞れば、時代背景的にも結構なイージー相場になるんじゃないかと思ってます。
しかも、労働力の削減によって、会社との関係性を持つ方法がだんだんと減っていくわけですから、会社の所有権である株には希少性というプレミアムが乗ってもいいような気もしてます。

以上のように、短期投資は状況が厳しくなる一方で長期投資の難易度はそれほど変わらないという流れの構造になっていると思います。
そして追い風の可能性すらある、と。

補足 ロボアドについて

最近営業されまくってるロボアドですが、下の参考記事によると中身は今までの機械学習によって運用されてるんですね。
つまりここ最近のAIの急速な進歩に寄与したディープラーニングは使っていないってこと。
とはいえこれも時間が進むに連れて、ディープラーニングあるいはその派生のアルゴリズムに置き換えられるんでしょうね。
それにロボアドのやってることはインデックス投資のリスク分散部分に機械学習を用いただけみたいだし、長期のインデックス投資に興味のない人には全く関係なさそうだよね。